『風を切れ』
■作・演出 :山本タク
■劇場: ラゾーナ川崎プラザソル
〒212-8576 神奈川県川崎市幸区堀川町72−1
(JR川崎駅より徒歩5分)
*出演*
南出めぐみ 阿部大輝 山本鷹矢
岩佐祐樹 網代将悟 辛 彰慶
立花このみ 上村南美
畑崎 円 北浦怜奈 小山本子
浦野和樹 関 千尋 斉藤瑞季
原田ゆか 田中志奈 北條愛実
武田彩花 松井翔司 上山航平
齋藤拓海 播磨しげ 鈴木 諒
石田広樹 小笠原 暖
(子役)
渡邉結衣 長安彩愛
水野伽奈子 斎藤真吾
他
■日程:2018年7月4日(水)~ 7月8日(日)
・7月4日(水)19時~
・7月5日(木)19時~
・7月6日(金)14時~/19時~
・7月7日(土)13時~/18時~
・7月8日(日)12時~/17時~
全8公演※一部ダブルキャスト
(受付開始、開場は開演の30分前)
※上演時間二時間を予定
*チケット*
前売券:4,500円/当日券5,000円
学生割引チケット(高校生以下)前売券:3,800円
学生割引チケット(高校生以下)当日券:4,300円
※未就学児童は入場出来ません。
※ご予約詳細は後日お知らせいたします。
チケット発売日:2018年6月上旬予定
*企画内容*
「セーリングって知ってる?」
知人に唐突に言われた言葉で「ヨットの事?」と即答できなかったのですが、知らないことを前提で話をしてきたことがすぐにわかりました。
その知人は、オリンピックでセーリングの担当をすることになったそうです。
「セーリング」は、日本の競技人口約1万人と少ないながらも、オリンピックでは何度も入賞を果たし、アテネでは銀メダルも獲得している屈指のスポーツ。
しかもタレントのタモリさんもセーリングの愛好家で、
自身で「タモリカップ」という大会も開催されているという、知れば知るほど、知識、技術、体力、チームワーク、天候、様々なことを網羅している人間でなければ、勝てないスポーツです。
話は変わりますが以前、阪神・淡路大震災から20年経ったことを機にスタートした神戸新聞の117KOBEぼうさい委員会と、災害への備え、命の大切さを伝えていくために共同で企画し、上演しました。
その舞台を観劇した震災を知らない若い人たちや、
震災を知ってる人たちは、この作品を観て、目の前で展開されるストーリーが観ている人の心に届き、様々なことを考えるきっかけになったと思います。
生身の人間が目の前で演じる『演劇』だからこそそれらを人々の心に
より濃く残すことができるのだと、演劇の力を感じました。
セーリングはプログラムとしては第一回から組み込まれていた崇高なスポーツですが、残念ながら日本では認知度が低いのが現状です。
この舞台をキッカケにして、このセーリングの素晴らしさを知ってもらい、そして、二年後の東京オリンピックという世界的なイベントに向けてより多くの人に夢や希望を感じてもらえるお力添えができればと思いこの企画を立ち上げました。
*あらすじ*
「風はどこから来るのだろう」
とある会社に勤めていた一人の女性「アザミ」は、ある事件をきっかけに担当を外されて任務が下る。
「セーリングをお前の手でメジャースポーツにするんだ」
セーリングを愛してやまない「アザミ」は、昔セーリングで栄えたものの今は過疎化が進み寂れた街、そしてその街で賑わいを見せたセーリングにかつての輝きを取り戻すべく、今はまでの知識や先輩の意見を聞き「アイドルセーリングチーム」を作って宣伝をすることを決意した。
しかし、ストイックな競技のセーリングに対して、そのような企画に乗ってくれる選手は一人もおらず、途方に暮れていたアザミは江ノ島の海である男と出会うのであった。
その男は「葵翔」
彼の類い稀ない身体能力の高さと、
ビジュアルの良さを見込んで彼をスカウトし、
自分が担当するヨットスクールに連れてきたところから物語が始まる。
チャラいサーファー
文科系のメガネ
病弱な少年
海が嫌いな男
漫画家志望
筋肉マニア
そこには、マリンスポーツとは無縁の男たちがはびこっていた。
だが、オリンピックの1回目から公式種目とされているこのセーリングは、知れば知るほど、複雑かつ人間の生き方について考えるスポーツだと気付き、メンバーは悪戦苦闘をしながらも、地球の一部になるこの「セーリング」の魅力に取り込まれていく。
戦略、体力、自然、仲間との絆。
一癖も二癖もある連中が、葵海の上で葵青春に汗を光らせる青春マリンスポーツドラマ。
「さぁ、この海は世界にとつながっている。ここから世界一になろう」

