『午前5時47分の時計台』~2018年公演~
■作・演出:山本タク
*公演日程・劇場*
・2018年10月5日(金)~10月8日(月)
・会場:IMAホール(東京都練馬区光が丘5-1−1)
(都営地下鉄大江戸線光が丘駅A4出口すぐ)
【出演】
千葉冴太/鈴木みな/鈴木まりあ/板垣桃子/今奈良孝行/兎本有紀/
河村唯/宇佐卓真/窪田美沙/真嶋真紀人/髙木聡一朗/橘輝
水野伽奈子/南出めぐみ
望月真富士/浦野和樹/辛嶋慶/立花このみ/楠麻白/
上村南美/雲雀史隆/日蔭良磨/小泉智雅/尾崎渉/
酒井和哉/吉永孝胤/東柊希/丸山弘貴/岡田陸/
鮫嶋樹/大竹一真/藤原聖侑/鴛海智慧/福澤拓実/山地凜/
佐野瑞稀/吉岡優希/和座彩/藤川加菜/柚希かおり/小川オペラ/
永山優子/松井美樹/三浦真綺/山本里桜/鈴原紗央/
中村唯/足立愛美/仙崎あすか/湖中愛永/柳田京香/
上村瑠璃/百合草絢加/安斎真琴/範國こころ/松崎紫織/
鈴木千夏/太田彩香/播磨しげ/石田広樹
(子役)
神崎能音/渡邉結衣/芳本空花/清田美桜/長安彩愛
■上演スケジュール
・10月5日(金)18:00~
・10月6日(土)13:00~/18:00~
・10月7日(日)13:00~/18:00~
・10月8日(月)16:00~
<全6公演・上演時間約2時間(途中休憩なし)/全席指定席>
■チケット
・前売り料金:4,800円
・当日料金:5,300円
・高校生以下割引:4,000円
<企画意図>
『~阪神・淡路大震災から23年後の日本で~』
阪神大震災からは23年、東日本大震災からも7年が経ちました。阪神どころか、たった7年前の震災の記憶さえ徐々に風化してきているように思えます。
しかし、それは仕方がない事だとは思います。人間は忘れていく生き物だから。”自分だけは大丈夫”そんな風に思ってしまう生き物だから。しかし、震災は必ずまた起きるものです。戦争とは違い、人間が起こさなければ起きないというものではありません。その日のために私たちが今何をするべきなのか、本当は日頃から対策を練っておかなければいけないはずです。近年、異常気象等の影響もあり、地震だけではなく台風や豪雨などでの被害も大きくなってきており、いつ、どこで災害に巻き込まれるのかわからない状況であり、災害への備えの大切さを訴えていくことは 急務です。
もう一度阪神・淡路大震災を伝え、命の大切さ、人と人の絆の大切さ、災害への備えの大切さを訴えていければと、阪神・淡路大震災発生直後から震災を伝え、考えていく報道を行われていた神戸新聞社様と何かできることはないかと考えた結果。
神戸新聞社様が神戸市と共に立ち上げられた、次代を担う大学生と一緒に防災について学び伝えていくプロジェクトである「117KOBE ぼうさいマスタープロジェクト」とともにこの公演を開催出来たらとはいう話に至りました。
演劇は本来、社会そのものを映し出すために上演されてきたものです。しかし今回はこのような現代日本を風刺したいわけでも、記憶を蘇らせる追体験をさせたいわけでもありません。目の前で展開されるストーリーが、観ている人の心に届き、そんな事を考えるきっかけになれば、また、ほんの少しでもそのときの感動や、印象的なシーンが胸に残れば。目の前で生身の人間が演じる”演劇”という表現だからこそより濃く人の心に残る事が出来るのではないか。そんな思いの元にこの企画を立ち上げました。
<あらすじ>
『こんな日がありました。けど、僕達はまだ知らない。』
阪神・淡路大震災から数年が経った神戸。
復興した街とは対照的に震災時から時が止まった三人の人間がいた。
妻を失ったかんべ。生徒を失ったはつみ。妹を失ったみなと。
一見普通の生活を送っているように見える彼らだが、その胸中は数年経った今でも後悔や自責の念でいっぱいだった。
ある日、震災発生時刻で止まったままの時計台に偶然集まった三人は、ひょんなことから時の番人と出会い、過去に戻してもらう契約をすることになる。
その契約内容は三つの決まりがあった。涙を流してはいけない。震災が来ることを人に言ってはいけない。そして、助けられる命は一つだけ。それぞれの愛する人を救うべく震災が起きる前に戻った三人。果たして助かる命は...!
決して忘れてはならない23年前に起きた阪神・淡路大震災の事実を基に、命の尊さ、防災の大切さを今一度訴えかける物語。
■スタッフ
・作・演出:山本タク
・舞台監督:山田剛史
・音響効果:清水れいこ
・照明:阿部将之
・演出助手:田淵晃基
・制作:山口秀樹
・企画・製作:演劇企画ユニット劇団山本屋
・メインテーマ:花*花

